デジタルサイネージ広告の費用と仕組みをわかりやすく解説

デジタルサイネージ広告の価格帯・平均相場

デジタルサイネージ広告の費用目安と特徴を、媒体ごとに表にまとめました。

媒体種別	1ヵ月あたりの広告費用（目安）	特徴
温浴施設（銭湯・サウナなど）	20～30万円（サービスによっては80万円超の場合も）	滞在時間が長く視認性が高い
商業施設	20万円～120万円	来客数が多く、購買意欲の高い層への訴求が可能
駅構内・交通機関	40万円～200万円（サービスによっては400万円超の場合も）	通行量が非常に多く、広告単価も高め
屋外大型ビジョン	120万円～380万円	繁華街や人口密集エリアでは特に高額
タクシー広告	800万円前後（広告を放映するタイミングと再生回数によって異なる）	乗客の目の前で動画で訴求できるため効果的だが高額

これらの価格はエリアや表示条件、ディスプレイのサイズ・設置場所によって変動します。

デジタルサイネージ広告の費用を左右する主な要素とは

デジタルサイネージ広告の費用は、単に表示時間だけで決まるわけではありません。

価格に影響を与える主な要素には、以下のものがあります。

• 配信エリア（都市部または地方）
• ディスプレイサイズ・設置場所
• リーチ数
• 放映形式（期間保証型、インプレッション型など）
• 表示期間（1日、1週間、1か月など）

目的別に見るデジタルサイネージ広告の選び方

広告の目的によって、適した出稿期間や掲載方法は異なります。

• 短期施策向け：新商品キャンペーンや期間限定イベントなどには、1ヵ月程度の短期出稿が効果的
• 長期施策向け：ブランド認知や継続的な訴求を狙う場合は、2か月以上の長期掲載がおすすめ

無駄なコストを抑えつつ、より高い広告効果を得るためには、まずは自社の訴求したい内容に最適なプランを見極めましょう。

銭湯やサウナなど、温浴施設のサイネージ広告のメリット

銭湯やサウナにおけるサイネージ広告のメリットは、主に以下の5つです。

• スマホ使用が制限されており、広告への注目度が高い
• 滞在時間が長く、記憶に残りやすい
• 男性用・女性用スペースに分かれている施設なので、ターゲットを絞った配信が可能
• お肌や身体に向き合う絶好のタイミングで広告を打てる
• 他に広告の競合の少ない空間へ広告を打てる

このように、掲載場所や目的によって費用や効果が大きく変わるのが、デジタルサイネージ広告の特徴です。

デジタルサイネージ広告の費用内訳一覧

こちらが、駅や商業施設などに設置されるデジタルサイネージ広告の代表的な費用項目とその目安の一覧です。

項目名	内容・費用目安	備考
コンテンツ制作費	自社制作：2～5万円程度／外注：30～50万円程度	ナレーション・テロップ等で変動
サイネージ機器・レンタル費	月額1万円～5万円（1台あたり）	常設か一時設置かで異なる
配信管理システム利用料（CMS）	月額5,000円～2万円程度（台数や機能で変動）	曜日・時間帯で配信スケジュール設定可能
モニタリング・運用保守費	月額5,000円前後	遠隔監視や不具合対応含む場合あり
コンテンツ更新費	月額1万円～5万円程度（外注時）	自社編集なら人件費のみ

上記の費用は、配信エリア、設置規模、素材更新頻度によって変動します。

課金体系の種類

デジタルサイネージ広告の課金形態は、主に2つあります。

• 定額制：表示期間（例：1週間、1か月など）に応じて固定料金が発生する方式
• 従量制：放映回数や秒数に応じて金額が変動する方式

課金方式は媒体ごとに異なるため、目的や露出量に応じて最適なプランを選びましょう。

株式会社サウナドが展開する「ふろビジョン」とは

株式会社サウナドが提供する「ふろビジョン」は、温浴施設（銭湯・サウナ）に特化したデジタルサイネージ広告サービスです。上述したように、一般的なデジタルサイネージ広告の場合、さまざまな費用が発生しますが、「ふろビジョン」の料金体系はシンプルで、基本料金（月額）のみです。広告主様がサイネージ機器を用意する必要がなく、設置済みの施設に配信できるため、初めて広告を出す方でも手軽に利用できます。現在も、都内を中心に数多くの温浴施設に設置が進んでおり、幅広い生活者へ効率的に広告を届けられる環境が整っています。

「ふろビジョン」の広告枠は、1枠15秒です。広告枠は柔軟に組み合わせることができ、2枠購入して30秒枠とすることも、10秒枠と20秒枠に分けることもできます。

1店舗ごとの個別課金ではなく、全施設へ一括で広告を届けられるため、費用対効果の高い広告展開ができるのが特徴です。

また、広告動画の制作から配信まで一貫対応していますので、出稿・運用に不安のある方も安心です。

スマホが使えない空間ならではの高い視認性と滞留時間の長さを活かし、印象に残る広告配信を実現します。

コンテンツ更新・差し替えの費用

広告配信を続ける中で、内容の更新や差し替えが必要になることもあります。

更新時にかかる費用には、次のものがあります。

• 更新1回あたりの動画差し替え費：1回あたり5,000円～3万円程度
• システムへの再登録・再配信費：1回あたり5,000円～1万円程度（契約内容により変動）

特に、季節ごとの販促や期間限定キャンペーンが多い業種にとって、柔軟な更新体制は重要なポイントでしょう。

サイネージ機器の保守・システム維持費用

導入後には、配信システムや機器の維持管理に関するコストも継続的に発生します。

主な維持費用の種類とその目安は、以下のとおりです。

• 配信システム利用料：月額5,000円～2万円程度。規模やシステムの機能によって変動
• 機器のメンテナンス費：年間数万円～10万円程度が相場。定期点検や故障時の修理・対応費用を含む。

トラブル時の対応体制や、代替機の提供可否などもチェックしておきましょう。

電気代・通信費などのランニングコスト詳細

サイネージ広告には、電気代や通信費といった日常的な運用コストも発生します。それぞれの目安をご紹介します。

• 電気代は月数百円～数千円程度
• 通信料金（回線維持費）は月額2,000～10,000円前後（固定回線orモバイルかで差あり）

こちらで紹介した維持費とランニングコストは、一般的なデジタルサイネージ広告を自社で運用する場合の目安です。

株式会社サウナドが提供する「ふろビジョン」は設置済みの温浴施設に配信する仕組みのため、広告主様は基本料金のみで利用可能です。サイネージ機器の用意やシステム管理は不要で、初めて広告を出す方でも簡単に利用できます。